西海岸トレンド

ポートランドのクラフトフェア「Unique Market Portland」

08/11/2023

Unique Market Portland

ロサンゼルスではお馴染みのクラフトフェア「Unique Market」がポートランドでも開催されていると聞いて、ポートランドでワーケーション中のMAYがちょっと覗いてきました。ポートランドと言えばクラフトマンシップの街ですから期待が高まります!

Unique Marketとは?

Unique Market Portland Owner Heidi

Unique Market Portlandのオーナー、Heidi ©Unique Market

Sonja Rasulaによりロサンゼルスで2008年からスタートしたイベント「Unique LA」が前身。地元のスモールビジネスやアーティストを応援するためにスタートし、参加ベンダーも開催都市も瞬く間に増え、これまでに13,000以上の中小企業を紹介し、2,500万ドル超の売上を生み出してきました。

ロサンゼルスをはじめ、ニューヨーク、サンフランシスコ、オースティン、シアトル、ポートランド、ワシントンDC、ボストン、ミネアポリス、デンバー、フェニックスでポップアップマーケットが開催されました。

現在はロサンゼルス、ポートランド、ワシントンDCの3都市で年に3回(5月・8月・12月)に開催しており、特に12月のホリデーシーズンは参加ベンダー数が最も多く、盛り上がるそうです。

私は2012年くらいに初めてUnique LAに行き、大盛況っぷりに驚いたことを覚えています。最近日本でも見かける「P.F.Candle Co.」はこのイベントをきっかけに大成長(&卒業)していったと言っても良いかも。
 
Unique Market Portlandは2020年にスタート。こちらのオーナーはHeidi Reichertで、シカゴでのイベントでSonjaに出会ったのがきっかけ。メーカーやデザイン・コミュニティに触発され「自分の街(ポートランド)にインパクトを与えたい」と思い立ち、フルタイムの仕事を辞め、2020年にUnique Market Portlandを立ち上げたそう。

まだまだこじんまり。これからの盛り上がりに期待!

Unique Market Portland
ロサンゼルスに比べるとまだまだ小規模でしたが、様々な年代・人種が訪れるアットホームな雰囲気が印象的。2020年といえばパンデミック真っ最中。こういったイベント開催が困難なタイミングでスタートした訳ですが、3年目となる今年からはエンジン全開で盛り上げていってくれるはず!次回のホリデーシーズン開催は最も盛り上がるタイミングだそうなので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

Unique Market Portland会場

会場はNBAが行われるVeterans Memorial Coliseumの地下。

受付でエコバッグをもらい、まずは会場内で配られていた無料のスパークリングウォーターをもらいつつ、会場をぐるっと1周。飲食スペースにはタイ料理とスパムおにぎり屋さん、アルコールのブースもありました。

Unique Market Portland

メキシコのスパークリングウォーターと言えばTopo Chico!

Unique Market Portland

会場内のあちこちにラウンジスペースが。

やっぱりオレゴン、ポートランド発のブランドが気になるよね!

Kaari & Co.

繊細な手描き感がたまらないイラストが並ぶ「Kaari & Co.」。デザイナーのKaari Selvenはオレゴン州アシュランドをベースに活動中。エシカル、サステナブルな方法で作られた製品にこれらのアートワークを載せることをミッションとしているそう。Kaari & Co.はモノクロで描かれている作品が多く、男性にも好まれそうなデザイン。一方、カラフルな作品たちは2023年に姉妹ブランドとしてスタートした「Hush Poppy」のラインだそうで、花のイラストが本当に素敵でした。

Kaari & Co.

macに貼りたくて1枚お買い上げ

Casey Grace Studios

カラフルでポップなブースが目を引いた「Casey Grace Studios」。ポストカードサイズの作品から家具まで、Caseyらしいデザイン&カラーのものが素敵にディスプレイされていました。ブースのディスプレイにも各ブランドのセンスが出ますよね。デザイナーのCaseyはNike Designで20年以上のキャリアを積んだ後、再び自分の手を使って(手を汚すのが大好きらしい)、大好きな色を使って、心の赴くままに作品づくりをするためにこのスタジオを作ったそう。

Orox Leather Co.

なんと4代にも渡って続いているレザーメーカーの「Orox Leather」。メキシコのオアハカ(民芸で有名なエリアで、最近日本での雑誌でも見かける都市)で1933年にスタート。3代目のJoséは日本に6年間住み革製品の開発・制作に携わった経験もあるそうだけど、メキシコに戻った時に一旦革製品からは距離を置き、家族で寿司レストランをスタート(笑)。4代目のマーティンはビジネスを学ぶためにポートランド州立大学に通い、家業である革工芸を父親のJoséと共に復活させ、現在はポートランド市内に店舗を構え、立派なオンラインストアも展開。ポートランドのガイド本で必ずと言っていいほど紹介されるブランドです。

Straightaway Cocktails

何?お茶?お酒???とパッケージから虜になったこのブースは、ポートランド発のカクテルブランド「Straightaway Cocktails」。会場内で提供されていたアルコールはここのものだそう。

Remedy Plant Lab

ブランド名の通り「植物を使った治療」をコンセプトにした、CBDオイルのブランド「Remedy Plant Lab」。舌下で摂取するタイプのオイル、ヘアオイル、ボディオイルのほか、キャンドルやカッサプレートなどが並んでいました。ぎっくり腰中の私の目を引いたのは「Muscle + Joint Relief」。お!と手に取ろうとしたらEucalyptus(ユーカリ)の文字が...残念(私はユーカリアレルギー)。

スモールビジネスのプライド・姿勢を感じた

それぞれのブランドが「女性が創立しました」「アジア系が経営してます」や、「B Corp Certification*を受けています」「1% for the planet**に参加してます」などと謳っていました。そもそもUnique Market自体がスモールビジネスからスタートしているし、SonjaもHeidiも女性(SonjaはAAPI、つまりアジア・太平洋諸島系アメリカ人でもある)。

脱・大量生産&大量消費の流れの中、特にローカル愛が強いオレゴン州ではスモールビジネスやマイノリティを応援しようという意識がとっても高い。一方ビジネス側も"自分たちがこのブランドを立ち上げた目的"を強く意識しているのが印象的でした。

事業規模の大小を問わず社会や環境に配慮するのは当たり前とされる現代だけど、それを実行し証明することはスモールビジネスにとって簡単ではないはず(お金もかかる)。

でもきちんとアピールしていくことで、消費者が「なぜここで買うのか?」「なぜこの商品を使うのか?」と考えたときに、名前も知らないブランドでも選ばれるきっかけになるのだと思います。

*B Corp Certification: 社会的および環境的に配慮している企業でああることを示す認証制度
**1% for the planet: Patagoniaの創立者イヴォン・シュイナードとBlue Ribon Filesの創立者Craig Mathewsによって2002年にスタートした自然保護のための世界的活動で、加盟企業(個人)は毎年売上の1%寄付する。

Unique Market Portland 2023 Summer

会期:2023年8月5日(土)〜6日(日) 10:00〜16:00
会場:Veterans Memorial Coliseum(駐車場は隣のコンベンションセンター併設のガレージで一律$5)
入場料:一般$10、VIP $40(アルコール2杯込)、14歳以下は無料

次回は2023年12月9日〜10日開催。
詳しくはWebサイトまたはInstagramで。

因みにVIPチケットを購入するとエコバッグの中にはこんなお土産が。
(Unique Marketのエコバッグは何枚か持っていますが、白地じゃないのは初めて!!! インパクトがあってかわいい)

Unique Market Portland

左上から時計回り:ポートランドに工場を持つ「Scout Books」の100%再生紙のメモ帳
/ 「Straightaway Cocktail」のアルコール飲料2杯分のチケット / ポートランド発のジュエリーブランド「Of Clay Jewelry」のピアス / エナメルウェア(琺瑯)で有名な「Crow Canyon」のカップ

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MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら現地のWeb運営に参画。趣味:街散策(#しべさんぽ)、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること

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