美術館というと「ちょっと敷居が高そう」なイメージがあるかもしれません。
でもダウンタウンLAにある The Broad(ザ・ブロード)は、そんな心配は無用。
現代アートに特化した美術館で、直感的に「かっこいい」「面白い」と感じられる作品が多く、アート初心者でもすんなり楽しめるのが魅力です。
しかも入場無料。そして周辺にも見どころがあり街散策にもぴったり。
今回はそんなThe Broadの見どころと、あわせて楽しみたい周辺エリアを紹介します!
まずは建築物を楽しもう

That's 現代アートのミュージアム!!!、という外観が目を引くThe BroadはDiller Scofidio + Renfroによるデザイン。
外側の“veil”、内部の洞窟みたいなエスカレーター、収蔵庫の“vault”(館内の階段を使うと見られる)など、アートを見る建物自体がまず魅力的です。
現代アートだからこそ、とっつきやすい
The Broadのコレクションは戦後〜現代アートが中心。
抽象的で難解な古典絵画とは違い、ポップでビジュアルインパクトの強い作品が多いのが特徴です。
「意味を理解しなきゃ」と身構えなくても、まずは見て「おおっ」と感じるところから楽しめます。
ラインナップには日本人アーティストの作品も含まれてます。
カラフルな水玉と鏡の世界で知られる草間彌生、そしてポップでキャッチーなモチーフで世界的に活躍する村上隆。
海外の美術館で日本人アーティストの作品に出会えるのは、なんだか誇らしい気持ちになる瞬間でもあります。
村上隆の展示エリアでは、目玉模様のキノコたちがずらりと並ぶ立体作品が来場者を出迎えてくれます。
背景の頭蓋骨モチーフの絵画とあわせて、写真映え度も◉。

特に草間彌生の「Infinity Mirrored Room(インフィニティ・ミラールーム)」は人気が高く、鏡張りの空間に浮かぶ光の世界を体験できる人気コンテンツです。
ただしこちらは別途タイムド予約が必要で、入室時間も短く区切られているので、事前予約は必須!

ウォーホルやバスキアも勢揃い
もちろん現代アートの巨匠たちの作品も見逃せません。
アンディ・ウォーホルのポップアート、ジャン=ミシェル・バスキアのグラフィティ由来の力強い作品など、教科書で見たことのある「本物」を間近で堪能できます。


ほかにも、鏡面仕上げの巨大なバルーン彫刻で知られるジェフ・クーンズの「バルーン・ドッグ」や、マイケル・ジャクソンとチンパンジーのバブルスを陶器彫刻にした話題作、社会的なメッセージを大胆なタイポグラフィで表現するバーバラ・クルーガーの作品など、見応えのあるラインナップが続き全く飽きません。



現代アート史の流れを一気に体感できる、コンパクトながら密度の濃いコレクションは、時間が限られている観光客にもぴったり。
入場無料、でも予約はお忘れなく
The Broadは、実業家でフィランソロピスト(慈善活動家)として知られるEli Broadと妻のEdytheが、約50年かけて築いた現代アートコレクションをもとに誕生した美術館です。
夫妻は1984年にThe Broad Art Foundationを設立し、所有する作品を世界各地の美術館に貸し出すなど、以前からコレクションを広く一般に公開してきました。そして2015年、その集大成ともいえるThe BroadがダウンタウンLAにオープン!
現在では2,000点を超える世界有数の現代アートコレクションを所蔵しながら、常設コレクションはなんと入場無料です。
「素晴らしいアートは、できるだけ多くの人に見てもらいたい」という夫妻の考えから実現したものですが、これだけの作品を誰でも無料で楽しめるのは、やっぱり太っ腹! アートを社会に還元する、アメリカらしいフィランソロピー文化を感じられる場所でもあります。
人気の美術館なので、事前のオンライン予約(タイムドチケット)を強くおすすめ!
チケットは毎月最終水曜の午前10時に翌月分がリリースされる仕組みなので、行きたい日が決まっているなら早めにチェックしておきましょう。
見学の締めくくりには、ぜひミュージアムショップにも。
アーティストにちなんだグッズや、他では見かけないようなアートブック、ユニークなデザイン雑貨が揃っていて、お土産探しにもぴったりです。
The Broad(ザ・ブロード)
- 住所:221 S Grand Ave, Los Angeles, CA 90012
- 入場料:無料 ※特別展や特別イベントは有料の場合あり
- The Broad公式サイト
周辺で立ち寄りたいスポット
- Disney Concer Hall:フランク・ゲーリー設計によるコンサートホール。屋外庭園まで自由に立ち入れます
- MOCA(ロサンゼルス現代美術館):The Broadのすぐ向かいにあり、はしごして回るのにぴったり。入場無料
- Angels Flight Railway:世界最短クラスといわれる歴史的なケーブルカー。短い距離だけど、乗るだけで気分が上がる。こちらも『ラ・ラ・ランド』に登場。
- Grand Central Market:映画『ラ・ラ・ランド』にも登場する、多国籍なフードベンダーが並ぶ活気ある屋内マーケット。美術館巡りの後のランチに最適
- Bradbury Building:映画『500(日)のサマー』や『ブレードランナー』のロケ地にもなったCool過ぎるビル。1Fは立ち入り可能なのでぜひ中まで入ってみて
- Central City Library:1926年に設立された老舗の公立図書館。建築物としても一見の価値あり



