最近、ロサンゼルスのあちこちの駐車場で新しい仕組みが導入され、便利になったのでご紹介します。
駐車券にQRコードがついて、スマホ決済ができるように

ウェストロサンゼルス(サンタモニカなどがあるエリア)とダウンタウン・ロサンゼルス(ドジャーススタジアムがあるエリア)の駐車場を利用したところ、駐車券にQRコードが印字されていました。
今までは日本と同じく、駐車場に設置された精算機で支払っていましたが、この方式なら遠隔で「現時点の金額や駐車時間」が確認できるし、精算機に行かずとも支払えるので、「あとちょっとで金額が増えちゃう」というときに駐車場に向かいながら支払いを終えられます。
おそらくロサンゼルス全域で導入が進んでいるのだと思われ、アプリのダウンロードや会員登録のような面倒なステップが一切無く、ワンクリックで支払えたので観光客にもやさしい方式だと感じました。
路駐のメーターもアプリを併用
アプリが導入されている駐車スペースは以前からあったのですが、複数のアプリが出回っており、駐車場によっては新たなアプリをダウンロードする必要があって、正直面倒で結局クレジットカードで支払っていました。
最近は路駐のメーターにもアプリが導入されていて、スポット番号を入れることでスマホから決済ができるようになっていますが、アプリのダウンロードが面倒でなかなか…。

ポートランドの駐車事情はもっと進んでいた
それでも以前に比べたら便利になってきているのですが、2023年に訪れたポートランドは格段に便利な仕組みで運営されていました。
駐車場の支払いには「Parking Kitty」というアプリが導入されていて、路駐でも駐車場でもこのアプリで支払いができます。

路駐OKのエリアには看板があり、「Parking Code」というゾーン番号が表示されていて、その番号を入力してアプリから支払います。


アプリのダウンロード、会員登録は必要なのですが、どこでもこのKittyを使えるのでとても便利でした。
日時によって駐車禁止のスペースは支払いの時点でそうと分かりますし、遠隔で残り時間が確認でき、追加で支払うこともできるので、駐禁を切られるリスクも減ります。

これなら、メーターを各スポットに設置するコストも、現金を回収するコストもありません(中の現金を狙ってメーターを壊されるリスクもなし)。
使う側も、車とクレジットカードを事前に登録しておけば(いずれも複数登録が可能)、あとは駐車時間を選択して支払うだけなのでとっても簡単です。
ロサンゼルスの路駐スペースも、そして日本の路駐スペースも、早くこのKitty方式になってほしいと思っています。