キューバに行ってきた!

03/21/2018

キューバ_アイキャッチ

こんにちは、MAYです。

キューバ、って未知で気になりませんか?
インドほどハードル高くなさそうだけど、欧米ほど気軽でもない。

そんなキューバに2017年秋に行ってきました!

今、アメリカではキューバがアツい!

マイアミのキーウェストから肉眼で見える(らしい)くらい、距離的には近い国キューバ(正式名称:キューバ共和国)。
 
1961年にアメリカはキューバとの国交を断絶し、以来アメリカ人にちょっと遠い国になっていました。2015年、オバマ政権のときに国交を回復し、2016年にはアメリカから直行便が飛ぶようになり、今年は私の周りでもキューバに行く人がちらほら。
※因みにアメリカでよく使われている個人間のお金のやり取りをするVenmoのメモに「Cuba」や「Havana」という言葉を使ったところ取引が保留されたことが。笑
国交がないってこういうことなのか...と痛感しました。

オールド・ハバナの広場

これからもっとキューバに行きやすくなる!と思いきや、トランプ政権になってからはまた雲行きが怪しくなってきました。
 
数か月前までは、アメリカでキューバのビザを取得する際、観光目的のカテゴリー「People to people」を選択できたけど、今は選択不可に。
 
キューバのレストランで隣同士になった北カリフォルニアから来た女性2人組は、アメリカ国内でビザが取得できず、ロサンゼルスからの直行便を諦め、メキシコのカンクンでビザを入手してから入国したそう。
 
キューバでもあちこちで「本当におたくのトランプは…」と言われました。。。(いやいや、分かるよ。私達はアメリカに住んでるけどアメリカ人じゃないから投票してないのよ。それにしても、まさか彼が大統領になるとはね!)
 
これからアメリカ資本が入り、マクドナルドやスタバが街中にできちゃう前にキューバに行っておかねば!と思っていたけど、今後のトランプの気分次第では、そもそもアメリカからの渡航が難しくなるかもしれませんね。
いや〜、色んな意味で、やっぱり今のうちに行けて良かった。

異国すぎるぜ!キューバ

思えば英語圏ばかり旅してきました。それも基本は大都市かリゾート。
 
そんな私にとって、キューバはとにかく異国づくしでした。
数ヶ月前にキューバに行った友人が観光大使のごとくアドバイスをしてくれ、とてもスムーズに準備は進みました。が、ビザが必要、現地に行かないと両替できない(それも米ドルから両替すると10%のペナルティ料がかかる)、英語が通じない、WIFIが使えない(限られた場所&有料)、というのはなかなかの異国っぷり!

社会主義国で医療費・学費はすべて無料

家や仕事は国からもらうもの。
何もかもが国営だったが、近年ではプライベートビジネスが解禁になり、私営のレストランやホテル、観光ツアーも。
但し、もちろん国の許可が必要で&税金はとんでもなく高いとか。

英語が通じない

長らくスペイン領だったので、公用語はスペイン語。英語はほとんど通じません。
Airbnbの宿主との事前のやり取りは英語でできたけど、会ってみたらほとんど話せなかった。
お互いにGoogle Translateを使って会話しました。

ラテンな人たち

人種はスペイン系かアフリカ系、そしてその混血(スペイン領になる前に住んでいた原住民は絶滅したと言われている)。
夜になると、そこかしこのレストランやバーから生演奏が聞こえてきて、覗くと誰かが踊ってる。店の外でも踊ってる。
 
そういえば、キューバ人の服装はと言うと、女性は大抵スカートが短いw。
空港スタッフも中高生の制服も基本ミニスカでした。

キューバの学生の制服

キューバの学生の制服

キューバのOLの制服

キューバのOLの制服。派手な網タイツを合わせるのが定番

お金は2種類

国民用と外国人用の2種類の通貨が流通していて、その価値の差は何と25倍!
 
国民用はCUP(ペソ・クバーノ、通称セウペ or カップ)、外国人用はCUC(兌換ペソ、通称セウセ or クック)。
1CUC=1米ドル。1CUC=25CUP。
うーん、ややこしい。

食べ物がうまい

野菜は基本オーガニック。
フルーツジュースや野菜が濃厚でうまい!
特にとあるレストランのステーキの付け合せに出てきたルッコラがすっごく美味しく、たぶん私の人生で後にも先にもこれが1番美味しいルッコラになりそうなほど。

グリルド・ベジタブル

涙がでるほど美味しかったグリルしたオーガニック野菜たち

フローズン・ライムネード

フローズン・ライムネード

排気ガスがすごい!!!

アメリカとの国交が断絶されていたので、それ以前に輸入されたディーゼル車をいまだに使っているのです。
古いし、古いディーゼルだし、ということで排気ガスがなかなかです。

古いクルマ

ヘミングウェイが愛した国

人生の1/3を過ごしたほどキューバを愛していたヘミングウェイ。
『老人と海』などの名作はここキューバで書かれたんですねぇ。
オールド・ハバナにはヘミングウェイ縁の場所(定宿としていたホテル、行きつけのレストランやバー)がそこかしこにあります。

ヘミングウェイの定宿

ヘミングウェイの定宿、ホテル・アンボス・ムンドス(Hotel Ambos Mundos)。511号室は内部見学可能(5CUC)

ラ・ボデギータ・デル・メディオ

ヘミングウェイがモヒートを飲みに通ったバー La Bodeguita del Medio

フロリディータ

ヘミングウェイがダイキリを飲みに通ったバー Floridita。バーの端にはヘミングウェイの銅像が...。こんな感じで「パパ・ダイキリ」を飲んでいたんでしょうかねぇ

1492年にコロンブスによって発見されたとか、長らくスペイン領だったとか、フィデル・カストロやチェ・ゲバラによる革命があったとか、そういうのはまるっとWikipediaをご参照ください。笑

キューバには、さらっと行っちゃいかん!

さて、実際に行ってみた感想ですが、

キューバは気楽に行くところじゃない。
ちゃんと事前に勉強して、それを体感・実感しに行くところ。

と思いました。

革命広場のゲバラとカストロ

革命広場

革命博物館のキューバ国旗

革命博物館

建物が古くてカラフルで、クラシックカーが街中を走ってて、あちらこちらにゲバラの肖像が飾られてて、なんていう「キューバと言えば...」のイメージの予習はどうでもいいのです。
 
なんで建物が古いのか?
なんで今だにクラシックカーが走ってるのか?
なんでゲバラが人気なのか?
ってことをちゃんと勉強してから行かないと、この国に行く意味がないのです。
 
リゾートにバケーションに行くなら、カンクンに行ったらいい。
シティライフを楽しみ行くならマイアミに行ったらいい。
 
それをわざわざ、ビザを取得して、事前に外貨に両替して、英語が通じない、排気ガスが蔓延している、乗り物に乗るたびに値段交渉しなきゃいけないような国に行くからには、それがキューバじゃなきゃならない理由がある。
それは、この国の歴史や制度を知ることだと思うのです。

ゲバラの壁画

そこかしこにゲバラ!なのだけど、それ以上にホセ・マルティが讃えられているのです。なぜか? そもそもホセ・マルティって誰か? ちゃんと勉強してから行くと、もっともっとキューバがおもしろいのです。

それでもキューバに行くなら今のうち!

アメリカとの国交正常化を受け、これから大きく変わっていくであろうキューバ。
「行くなら今のうち!」と皆が声を揃える場所。外国資本の店が立ち並んだり、貧富の差が激しくなって治安も悪くなるかもしれない。
興味がある人はぜひぜひ今のうちに行ってください!

カリブ海

いちおね、カリブ海なんです

ベストシーズンは11月〜2月

冬&乾季がおすすめ。
友人は8月に行って、暑くて死ぬかと思ったそう。日に何度もスコールがあって、街歩きも大変だったとか。
 
私が行った11月中旬は、ハバナでは連日数回のスコールがあったものの、ビニャーレスではほとんど雨が降らないようだし、気温も最高気温が30度弱と大変過ごしやすい。
Airbnbの宿泊先は、各部屋に扇風機とエアコンが完備されていたけど、ほとんど使わずに済みました。

ネットNG対策は万全に

ホテルや公園でWIFIが飛んでいる場所はあるけど全て有料で、ID/PWが書かれたカードを購入する必要があります。
(1時間1〜2CUC。最初にアクセスしてから30日以内は有効で、接続時間が1時間に達するまで何度も使える)

オフラインでも使える便利なアプリ
・地図「maps.me」:
アプリとキューバの地図をダウンロードし、事前に行きたいところをブックマークしておくと便利

・辞書「Google Translate」:
アプリとスペイン語&自分の言語の辞書(日本語とか英語とか)をダウンロードしておく。レストランのメニューや看板など、スペイン語で書かれたものをGoogle Translateのアプリで写すと、翻訳されて表示される!Googleさまさま。
※私はうっかり辞書のダウンロードをし忘れてて、全くの役立たずでした。。。

・レストラン「A LA MESA」:
キューバ専用のレストラン検索アプリ。おすすめのメニューも載ってて◎

Google Translateの画面

壁の看板をアプリのカメラで翻訳している図。フォントも合わせてくるあたり、Googleやりますな。

充実したキューバ観光には、事前予約がキモ!

人気のレストランは大抵予約が必要。予約なしで行くと、テーブルが空いていても断られる場合も。公式サイトの予約フォームやFacebookのメッセージから事前に予約しておくべし。スペイン語で送るのが確実。英語だと放置されがち。

キューバで体感したカルチャーショックTOP3

第3位:トイレに紙が流せない

とにかくトイレが困った。水洗なんだけど、トイレットペーパーを流しちゃいけない(ゴミ箱に捨てる)。トイレットペーパーと配管の質の問題で、そのまま流すと詰まってしまうのだそう。
 
ウォシュレットまであるようなトイレ先進国(最近では自動で蓋が開閉する始末)の日本人にはこれがなかなか大変。頭ではわかってるんだけど、「あっ」と思うと、紙を手放しちゃってたりする(ほんと、ゴメンナサイ)。そもそも拭いた紙をゴミ箱に入れるってのが抵抗ありますよね。携帯ウォシュレットを持っていって、せめてきれいになったところを拭いた紙をゴミ箱に捨てる、という作戦がいいかも。

トイレのゴミ箱

目の前にゴミ箱があるんだけど、もう、条件反射で...

2位:乗り物に乗る度に料金の交渉が必要

タクシーもココタクシー(3輪の原付みたいな)も人力車(というか自転車)も、全て乗る前に金額交渉が必要。
 
ハバナ市内の移動には、基本的には「5CUC」でどこでも行けたけど、「深夜だから」「ちょっと離れているから」などを言い訳に、大抵10CUCくらいから交渉が始まる。
 
気をつけたいのは「2人で5CUC」なのか「1人5CUC」なのか。
「2人で5CUCね!(5CUC para 2 personas=シンコ セウセ パラ ド ペルソナ)」とスペイン語で言えるようにしておくと、「あぁ、こいつらちゃんと分かってんな」ということでスムーズ。
 
今回の旅の相棒は昔バックパックしまくったという強者で、毎度ひるまず交渉してくれ、タクシーで5CUC以上払うことはありませんでした。さすがや〜。

タクシーの乗車料金の目安(参考までに)
ハバナ市内の移動は5CUCで交渉。オールド・ハバナとベダード間も5CUCでいけた。
空港からオールド・ハバナまでは25CUC、オールド・ハバナから空港には15CUC。
いずれもチップは払わなくても問題なさそうでした。

馬車

そういえば馬車には乗らなかったな(乗馬はしたけど)

第1位:2種類の通貨

やっぱり1番のカルチャーショップは何と言ってもこれでしょう。
 
前述した通り、国民用と外国人用とで2種類の通貨が流通していて、その貨幣価値は25倍。
 
例えば革命博物館の入場料は「8CUC」と「8CUP」で、つまり国民は外国人の1/25の金額で入場できるということ。
自国の歴史を知るための博物館だし、何なら国民は無料でいいんじゃないか?って場所なので全然よいのだけど、食料や日用品も同じように単位が異なるので、「そりゃ、外国人からCUCで払ってもらった方がいい!」って話になりますよね。

キューバのお金

3CUPコインと3CUC紙幣。どちらもゲバラ。

一般的なキューバ人の月収は20〜30CUC、医者で45CUCくらい。
観光客用の人気レストランでの夕食が1人30〜40CUC。
ハバナの半日観光ツアーに参加すると60CUC/人。ビニャーレスの1日観光ツアー(送迎付き)に参加すると125CUC/人。
オールドハバナのAirbnbで2Beds 2Bathが70CUC/泊。
 
これってどういうことかわかります?
 
ちょっと観光客相手に商売をしたら、一瞬で医者の月収以上の収入を作れてしまうってことなんです。そして、それを国民用のCUPに換算するとさらに25倍になっちゃう。
 
もちろん、プライベートビジネスは認可が必要だし、納める税金もとても高いらしいのだけど、抜け道はいくらでもあるだろうなぁ(まさにチップなんてその典型)。
 
この国はこれからどうなっていくんでしょう。
資本主義国以上の資本主義になっていってしまう気がしてならない。

これからもキューバから目が離せない!
もっとキューバに関する書籍を読もう、キューバを舞台にした映画を観ようと決意を新たにしました。

さて最後に、写真でキューバをご紹介します。

写真で見るキューバ

オールド・ハバナ

キューバの人

建物も車も基本古い

キューバの絵描き

床屋さんの壁

緑の店と緑の車

ピンクのクラシックカーたち

カリブ海とキューバ国旗

ウォールアートとMAY

というわけで、MAYでした。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら様々なWebプロジェクトやアテンド案件に参画。
趣味:街散策(#しべさんぽ)、ロードトリップ、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること。

-