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アメリカのスマホで日本のSuicaを使うには?

10/26/2023

モバイルSuica

モバイルSuicaが便利過ぎる(涙)

モバイルSuicaのお陰で日本帰国時の決済がぐぐっと便利になりました。

  • スマホを自動改札のリーダー部分に近づければ課金される。
  • 「交通系ICカード」が使えるコンビニ、薬局、スーパー、自販機などでの支払いに使える。
  • Apple Wallet(Apple Pay)と連携すればアメリカのクレジットカード/デビッドカードで入金できる=米ドルで支払える。

問題はスマホの電源がOFFだと使えないくらい。

という訳で今回は「アメリカで購入したiPhoneにSuicaを入れて、アメリカのクレジットカードで入金する方法」をご紹介します。

リクエストにお応えし英語の記事「How to use Japanese "Suica (public transit fare payment system)" on US smartphones?」もアップしました。
日本の外国人観光客にもぜひ教えてあげましょう。

日本のApple ID不要!Apple WalletからSuicaを登録し、米ドルで入金

  1. Apple Walletに決済方法を登録
    アメリカのクレジットカードやデビッドカードをApple Walletに登録しておきます

  2. Apple WalletにSuicaを追加
    Apple Wallet画面の右上「+マーク」をタップ
    Transit Cardをタップ
    Suicaをタップ

  3. Apple Payで入金(チャージ)
    規約に同意し、1で登録した決済方法を選択し入金する=米ドルで決済
    (円安の影響で2023年10月現在「5000 YEN入金→33 USD課金」くらい)

Apple WalletにSuicaを追加

モバイルSuicaアプリなら更に日本国内移動が便利に

上記のApple WalletにSuicaを追加する方法とは別に、モバイルSuicaアプリをダウンロードして利用する方法があります。
※後述の「Webサイトで購入した新幹線チケットをモバイルSuicaに紐づける」には、こちらのアプリが必要です(上記のApple Wallet方式は、Suica ID番号が発行されない為)。

湘南新宿ラインや横須賀線、上野東京ラインなど、普通列車のグリーン車に乗る際、Suicaアプリ内で購入できて便利です。
また、3D認証ができるクレジットカードを登録することで、新幹線の自由席にスマホのタップだけで乗れる(「タッチでGo!新幹線」)ようになります。 ※オートチャージ機能などはJRが発行するクレジットカード「VIEWカード」の登録が必要

  1. アメリカのApp Storeで「suica」をダウンロード
    日本のApp Storeに切り替える必要はありません。

  2. アカウントを登録
    メールアドレスやパスワードを設定します

  3. クレジットカードを登録
    3D認証が可能なクレジットカードを登録します
    ※アメリカのクレジットカードは多分登録できない

  4. いろいろ便利設定
    画面下部のメニューから「チケット購入 Suica管理」をタップ

新幹線に乗るには?

モバイルSuicaで新幹線に乗れないのが不便...とこの記事に書いていたら、読者さんから「乗れますよ〜」との朗報が!
Mさんありがとうございます!!!

  1. えきねっとなどのWebサイトで新幹線チケット・eチケット(切符を紙で発券する必要がない方式)を購入
  2. 「手持ちのSuicaと紐づけてください」というメッセージで自分のSuica番号を入れる(モバイルSuicaアプリのID番号でも紐づけ可能)
  3. 当日は2で紐づけたSuicaで新幹線の改札を通り、予約した席に着席

とのことで、「新幹線eチケットサービス」というらしいです。

© えきねっと
詳しくは「新幹線eチケットサービス」のページ

さらにJR東海エリアでは、モバイルSuicaを改札にかざすと、新幹線の号数・座席が印字された紙が"瞬時"に出てくるそうです。
これはぜひとも体験したい!ですね。

2024年3月現在、残念ながら「えきねっと」は海外のクレジットカードでの決済ができない模様(=USドルでは支払えない)。
海外向けの指定席予約サービスは「JR-EAST Train Reservation(東日本)」では海外のクレジットカードは使えるようですが、「新幹線eチケットサービス」が使えるのかは不明です。
※分かり次第、このページをUpdateします。

西日本の新幹線乗車には「スマートEX」アプリで

東京駅から鹿児島中央駅までの、西日本エリアで新幹線(東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線)を利用する際には、「スマートEX」というアプリをダウンロードしましょう。

JRは大きくは東日本と西日本、さらにエリアにより会社が分かれています。
西日本エリアの新幹線は東日本のアプリでは買えず、逆もまた然り...。
「西日本の新幹線はスマートEXで」ということらしいです。

「スマートEX」はアメリカのAppストアからダウンロードできますが、会員登録にはワンタイムパスワードを受信できる携帯電話番号(=日本の番号)が必要ですし、アメリカのクレジットカードは登録できないので注意が必要です。
※2024年5月現在

無事会員登録ができたら、あとは便利っぽいです(未体験なので噂レベル)。
事前予約には割引が適用されたり、アプリ内で座席指定もできるそう。
切符はQRコードをかざすか、事前に紐づけた交通系ICカード(SuicaやモバイルSuica)をタッチ。
いずれもペーパーレス(チケットレス)なので旅行者には嬉しいですね。

アメリカのAppストアでダウンロードできたり、英語表示される割に、会員登録には日本のクレジットカードや携帯番号が必要という、誰向けのサービスなのだか良くわからん感も否めないので、West Coasterの日本語ページでのみご紹介しておきます。


みどりの窓口の大幅な閉鎖が発表されました。
「海外のクレジットカードは券売機で使えないのに〜〜〜」と嘆いていたら、最近は徐々に使えるようになっているようです。
ほっ。

「えきねっと」や「JR-EAST Train Reservation」、「スマートEX」で新幹線チケットを予約 ⇨ Suicaに紐づけ ⇨ スマホタッチで改札、という方式は次回日本帰国の際に実験してみる予定です。

日本帰国がこんなに便利になったよ!
というお便りお待ちしてます。

では〜

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MAY

東京でWebマーケティング・ECコンサルに従事した後、2011年に長年の夢であった海外生活をすべくロサンゼルスに移住。現在はフリーランスとして旅をしながら様々なWebプロジェクトやアテンド案件に参画。
趣味:街散策(#しべさんぽ)、ロードトリップ、キャンプ、国立公園巡り、イベント巡り(特にフェスと映画祭)、西海岸メイドの素敵なブランドを発掘すること。

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